慶應義塾大学の予防医療センターで、Splinkの脳ドック向けAIプログラム「Brain Life Imaging+」が2025年11月から採用されます。MRI脳画像のAI解析と、タブレット等で5〜10分で行うセルフチェック型認知機能測定「CQ test」を組み合わせ、海馬体積などの画像指標とテスト結果を突合した「ブレインヘルスケア・レポート」を出力します。Splinkによると同社の脳ドック用AIは全国150施設以上で導入実績があり、今回の採用で大学関連施設の健診メニューにも広がります。背景には、同社が2023年9月から慶應義塾大学と、AMEDの事業枠組みで「将来の認知機能予測に基づくテーラーメイド行動変容プログラム開発」を進めてきた経緯があります。検査結果はPHR(個人が健康情報を一元管理する仕組み)での管理も想定され、PSPの「NOBORI PHR」上でレポート提供が可能としています。今後は、認知機能低下の早期把握と生活改善提案を組み合わせた予防医療の運用が、健診現場でどこまで定着するかが焦点です。

source: PR TIMES

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