岡山大学は2026年5月4日、病原性細菌由来のコラーゲン分解酵素がコラーゲンを連続的に細切れにして組織を壊す仕組みを、原子レベルで酵素の形と動きを解析して解明したと発表しました。成果はNature Communicationsに2026年4月2日掲載(受理2026年3月13日)で、DOIは10.1038/s41467-026-71099-3です。
研究は岡山大学と大阪大学、愛媛県立医療技術大学、早稲田大学、米国アーカンソー大学、北海道大学、大阪公立大学の国際共同研究です。対象は、糖尿病患者への膵島移植などでドナー組織から目的細胞を取り出す際に使われるコラーゲン分解酵素で、効率よく消化できる理由が未解明でした。
解析の結果、酵素がコラーゲンを取り込み、三重らせん構造をほぐして切断した後、らせん軸に沿って前進しながら繰り返し切る「プロセシブ(連続的)な切断」機構を示しました。岡山大学では1990年代に2種類の酵素遺伝子を同定・命名し、2016年には安全な組換え酵素が国内製薬企業から発売されています。
今回の機構解明により、組換え酵素を狙い通りに改良設計する指針が得られ、多様な移植医療・再生医療や治療への応用拡大が見込まれます。
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論文DOI: https://doi.org/10.1038/s41467-026-71099-3
詳しい研究内容(PDF): https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r8/press20260415-1.pdf
岡山大学リリース: https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1533.html
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PRTIMES
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【岡山大学】組織侵襲性細菌が組織を壊す仕組みを解明!~移植再生医療に応用の可能性~
