福岡大学病院(福岡市)は2025年12月22日、手術支援ロボット「ダビンチSP」を用いた単孔(ワンポート)ロボット手術の運用を始めたと明らかにしました。従来は腹部に4カ所必要だった切開を1カ所に減らせるのが特徴です。導入機「ダビンチSP」は全国で19施設20台が稼働し、九州本土では同院が初といいます。同院は2015年にダビンチを導入し、2020年に最先端ロボット手術センターを開設。結腸・直腸がんや肺がんなどのロボット支援下手術は年間約700件で九州最多としています。多関節アームにより狭い空間でも繊細な操作が可能になり、創部の小ささに加え、術後回復や生活の質(QOL)の向上が期待されます。今後は症例に応じた適用拡大と、安全性・運用効率の検証が進む見通しです。
source: PR TIMES
