進行卵巣がん(卵管がん、腹膜がんを含む)に対するカルボプラチンの腹腔内投与が2025年12月に保険適用となり、岡山大学病院は2026年5月から「dose dense TCip療法」として患者への投与を始めました。現在までの実施患者数は4人です。

腹腔内投与は、抗がん剤を腹腔内に注入して腹膜近くの病変に薬剤を届かせる治療です。根拠となるiPocc試験では、従来治療と比べて再発リスクを約17%低減する結果が示され、2023年にNEJM Evidenceで報告されました(DOI: 10.1056/EVIDoa2200225)。

試験結果の公表後、ヴィアトリス・ヘルスケア合同会社と日本化薬株式会社が適応追加を申請し、保険承認に至りました。岡山大学側は2026年7月31日の定例記者会見で取り組みを公開しています。

岡山大学病院では、2026年1月に開始した広汎腹膜切除術(病変のある腹膜を広範囲に切除する手術)との併用も選択肢として位置づけています。今後、がん性腹膜炎を伴う進行卵巣がんの治療成績にどの程度寄与するか、臨床現場でのデータ蓄積が焦点となります。

【関連リンク】
研究内容(PDF)詳細URL:https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r8/press20260731-5.pdf
論文URL(NEJM Evidence):https://evidence.nejm.org/doi/full/10.1056/EVIDoa2200225
岡山大学 発表ページ:https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1580.html

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PRTIMES

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