MiZ(神奈川県鎌倉市)は2026年3月4日、ALS(筋萎縮性側索硬化症)に対する水素吸入療法の可能性と、安全な社会実装の条件を最新論文に基づき公表しました。爆発リスクが存在しない目安として水素濃度10体積%以下の「非爆発域」を示し、67%や100%など高濃度機器が十分な安全検証なしに流通している点も指摘しました。
根拠として、分子状水素の作用機序や症例報告を扱った2024年のMedical Gas Research掲載論文と、高濃度水素吸入器で人体内(呼吸器内)に可燃濃度の水素が達した場合の爆発リスクを検討した2026年1月公開のInternational Journal of Risk & Safety in Medicine掲載論文を挙げています。ALSは根本治療が確立されていない進行性疾患で、酸化ストレスや慢性炎症の関与が示唆されることから、水素の選択的抗酸化作用(ヒドロキシルラジカル消去など)に治療戦略としての関心が集まる一方、安全性の議論が不可欠だとしています。
同社は、希釈技術と安全装置により低濃度で安定供給する設計思想を提案し、関連特許として特許第5091364号、特許第5100911号を含む世界9か国での特許取得(2026年1月時点)を説明しました。会社概要として、所在地は神奈川県鎌倉市、資本金は5000万円、設立は1991年11月、電話は0467-53-7511としています。
今後は、高濃度化ではなく非爆発域に制御した低濃度水素の継続供給へ軸足を移し、医療従事者や利用者に向けて安全性と倫理面を重視した情報発信を進める方針です。
【関連リンク】
論文URL(Medical Gas Research, 2024):https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC466993
論文URL(The International Journal of Risk and Safety in Medicine, 2026):https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/09246479251414573
水素吸入ガイドブック配布(一般向け):https://e-miz.co.jp/pressrelease/pressrelease15.html
会社HP:https://www.e-miz.co.jp/index.html
