CYBERDYNE(茨城県つくば市)は、タイ王国保健省 医療サービス局の老年医学研究所(IGM-DMS)と、ASEAN地域で「サイバニクス医療健康イノベーション」を進めることで合意し、MOU(覚書)を結びました。装着型サイボーグHAL®腰タイプを用いた介護予防プログラムなどを軸に、高齢者の機能改善や自立支援、医療・介護現場の負担軽減を狙います。根拠として同社は、週2回・5週間(計10回)の短期介入で移動機能の改善を示した国内研究成果を示しています。

背景には、タイでも高齢化が急速に進み、健康寿命の延伸やケア人材不足への対応が課題となっている点があります。サイバニクスは人の動作意思を読み取り動作を補助する技術で、リハビリや介護予防での活用が想定されます。両者は日本での実装・検証で蓄積した知見を踏まえ、タイでの臨床展開や運用できる人材育成を協働で進める方針です。

今後はタイ国内にとどめず、同様の課題を抱えるASEAN各国への展開も視野に地域モデルの構築を目指します。取り組みは国立健康危機管理研究機構(JIHS)の「令和7年度 医療技術等国際展開推進事業」の支援を受けて進められます。

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