JR山手線の29駅で2026年1月15日から、駅の多機能ロッカーで処方せん薬を受け取れるサービスが始まりました。ロッカーは改札付近の「マルチエキューブ」を使い、受け取り時間は18時~翌10時です(未設置の大塚駅は対象外)。期限までに受け取れない場合は自宅へ配送されます。
利用者は医療機関を受診後、おかぴファーマシーの宅配サービス「とどくすり」でオンライン服薬指導(薬の説明)を受け、配送先を駅ロッカーに設定します。その後、スタッフが希望日の18時までにロッカーへ格納し、利用者は翌10時までの任意の時間に受領します。当日受け取りは、医療機関から事務局へ処方せんを郵送またはFAXで受け付けたうえで、正午12時までにマイページで「ロッカー受け取り」を申し込むことが条件です。
従来の自宅配送は、ポストに入らない薬の対面受け取りが必要になりやすい点や、受診翌日以降の配送になりがちな点、同居家族に知られず受け取りたいといったプライバシー需要が課題でした。駅ロッカー受け取りも、薬局近隣の駅に限られるケースがありましたが、山手線の改札付近で受け取れることで、場所と時間の選択肢が広がります。
運用はJR東日本スマートロジスティクスがロッカー提供と駅ロッカーまでの配送・格納を担い、おかぴファーマシーが「とどくすり」の運営とオンライン服薬指導を担当します。両社は今後、利用可能駅やロッカーの拡大、当日受け取りの条件緩和を含む利便性向上を進める方針です。
