MiZは2026年6月12日、低濃度の水素吸入が慢性腎臓病(CKD)や糖尿病性腎臓病(DKD)、透析合併症の腎機能保全に関与する可能性を、共同研究や既報文献を基に整理し、安全な運用条件として装置出力濃度を吸入環境の実証値で10体積%以下に保つ必要性を示しました。

同社によると、腎臓は尿細管でATPを大量に消費しミトコンドリアが多いことから酸化ストレスの影響を受けやすく、高血圧や糖尿病、透析に伴う炎症反応がCKD進行や合併症に関与します。水素はヒドロキシルラジカル(•OH)を選択的に消去し得るとされ、腎機能との関係を扱った研究では1体積%の低濃度吸入で作用が観察された例もあるとしています。

一方で安全面では、古典的な爆発下限界(LFL)が4体積%(Coward & Jones, 1952)とされる条件があるほか、高濃度水素吸入器の装置出力67〜100体積%は静電気などで着火し事故につながるおそれがあると指摘しました。人体内での水素爆発リスクに関する学術的検証(Ichikawa et al., 2026)や事故報告を踏まえ、透析現場などでの採用・選定では「低濃度前提の設計」を重視すべきだとしています。

今後は、透析医療の関係者や医療施設管理者、利用者に向けて、装置出力濃度を10体積%以下に保つ低濃度水素吸入への転換を社会実装の前提条件としつつ、共同研究(2021年の共著論文、2025年の動物モデル報告など)で得られた知見の蓄積と検証が進む見通しです。

【関連リンク】
啓発配布ページ(水素吸入器の安全な選び方|高濃度水素吸入器の事故報告と防止策):https://e-miz.co.jp/pressrelease/pressrelease15.html
公式サイト:https://e-miz.co.jp
論文(Ichikawa Y, et al., 2026):https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/09246479251414573
消費者庁 事故情報データバンクシステム:https://www.jikojoho.caa.go.jp/ai-national

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PRTIMES

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