飲食店同行者マッチングサービス「Gourmate」を運営する株式会社ヒューマンモードは、2025年の有料募集データ約2,000件を分析し、全募集の33.3%が「2名以上」「シェア希望」など複数名・共有を示すキーワードを含んでいたと公表しました。人気店の「2名様から予約可」といった条件がある中で、1人では完結しない外食体験を実現するためにアプリが使われている実態が数値で示された形です。
分析では、利用動機として「2名からしか予約できない会員制店への入店」「1人では食べきれない多皿コースや多品目メニューのシェア」「美味しさへの感動を分かち合える同好の士探し」の3点が主要要因として抽出されました。特に予約困難店である五反田「立ち呑み とだか」では、1件あたり応募が平均10倍に達し、「量が多いコースを完食するためのパートナー探し」というニーズが明らかになりました。
閲覧数ランキングでは、紹介制フレンチ「SUGALABO」が1位となり、「価値の分かる相手と貴重な予約枠を共有したい」という前向きな需要が目立ちました。ユーザー属性は30〜40代が約63%、平均年齢35.5歳で、女性が56.4%と過半数を占め、首都圏を中心に大阪など関西圏へも利用が広がっています。
同社は、注文数や予約条件といった「量・予約の壁」をマッチングで補うことで、1人外食とグループ外食の中間にある「同志との共食」が今後も拡大すると見ています。予約困難店の増加や物価上昇が続く中、好みや予算が合う“ごはん友達”を探すデジタル基盤が、都市部の外食インフラとして定着するかが注目されます。
【サービス情報】
Gourmate 公式サイト:https://gourmate-welcome.com/
source: PR TIMES
