アパレル経験者363人へのアンケートで、仕事の「きつさ」1位はノルマがある(30.3%)、2位は立ちっぱなし(24.0%)、3位はクレーム対応(22.3%)でした。負荷が高まる時期は年末年始が46.3%で最多、僅差でセール期間が46.0%。一方、仕事を続ける動機は「お客様に感謝される」が45.5%でトップ。調査は2025年9月17日〜10月1日、インターネット任意回答で女性302人・男性61人が参加しました。

華やかな印象とは裏腹に、現場では売上目標の達成圧が接客の自由度を狭め、数字優先になりやすいとの声が目立ちました。長時間の立ち仕事やヒール着用で脚・腰に負担がかかるほか、理不尽な要求にも冷静さを保つ「感情労働」が心理的疲労を招きます。自腹での着用購入や不規則シフト、逆に客足が少ない時間の退屈さも負担要因に挙がりました。

きつさを和らげる工夫では、スタッフ同士の助け合いが25.3%で最多、次いで休憩を確実に取るが17.9%。在庫管理の徹底や役割分担、裏ストックの整頓など業務設計の改善も挙がり、探す・待たせる時間の削減がプレッシャー軽減につながるといいます。

服装心理の専門家は、接客やクレーム対応は本心を抑えて振る舞う感情労働であり、意識的に「店員モード」を切り替える短い儀式を設けると負荷が下がると指摘しています。

年末年始の繁忙期を前に、店舗では現実的な目標設定、こまめな休憩確保、在庫表示の明確化など即効性のある対策が鍵になりそうです。顧客からの感謝や売上貢献が働く意欲に直結する傾向も明確で、現場のストレスを減らし成果につなげる運営が求められます。

【調査概要】

調査期間:2025年9月17日〜10月1日

調査方法:インターネットによる任意回答

対象:アパレルの仕事をしたことがある人

有効回答数:363人(女性302人/男性61人)

回答者年代:10代1.1%/20代30.0%/30代35.0%/40代25.9%/50代以上8.0%

調査詳細:Biz Hits採用サイト制作代行サービス

https://bizhits-saiyo-site.com/

source: PR TIMES

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