長野県白馬村のスキー場「エイブル白馬五竜」は12月27日、山頂レストラン「Alps360」とベースセンター「エスカルプラザ」、今季から統合運営となる「いいもりベースセンター」を全館フルオープンし、同日からサンライズ&ナイター営業も始めました。25-26シーズンの営業はGWまで無休予定です。
今季はスキー場55周年の節目に加え、いいもりゲレンデを統合して「ひとつのスキー場」として運営を一本化します。飲食面では、いいもりに「Cafe & Bar Gina」、エスカルプラザに「カルビ屋三夢食堂」の2店が新規出店しました。施設面では、Alps360のトイレを全面改装し、子ども用設備や授乳室、だれでもトイレなどを新設しています。白馬村内で唯一としている託児サービス(9:00~12:00/13:00~16:00)に加え、1日利用者向けにランチ時間帯の座席確保サービスも導入しました。
利便性の面では、チケットセンターを屋外からエスカルプラザ2階の館内中央へ移設し、館内の自動販売機や一部コインロッカーでキャッシュレス対応を拡大しました。温泉施設「竜神の湯」では床材を耐水畳に全面更新し、いいもりでは初心者専用「デビューゲレンデ」新設や、キッズエリアを「ステップアップランド」へ刷新(当該エリアのみの利用は1日1,000円)しています。環境施策としては、寄付型リフト券「POWチケット」の売上を活用した生ごみ処理機を12月2日から本格運用し、食品廃棄物処理に伴うCO2排出量を98%削減可能としています。
今後は、統合運営による初の冬として、ファミリー対応やキャッシュレス化、環境施策などの更新が来場者の利便性と満足度にどの程度結びつくかが焦点となりそうです。
