ケニア・ナイロビのキベラスラムで運営されるユースサッカーリーグ「キベラA-GOALリーグ」に対し、SORA Technology(本社・名古屋市)が支援を始めます。運営する一般社団法人A-GOAL(所在地・東京都)が2025年12月29日に明らかにしました。リーグ参加は子ども約1600人規模です。リーグは2022年10月から開催され、サッカーに打ち込める居場所をつくることで犯罪被害や加担のリスク低減を狙います。あわせて参加者への食事提供による栄養改善を行い、女子選手には生理用品の提供やカウンセリングも実施しています。近年は強豪校やクラブの視察が入り、奨学金による進学やスカウト、ナショナルチーム選出といった実績が出ているといいます。直近では12月のタンザニア遠征で、選抜の男子が準優勝、女子がベスト4でした。SORA TechnologyはドローンとAIを活用し、感染症対策や農業生産性向上、気候変動への適応支援をグローバルサウスで展開しており、今回の支援を通じて子どもたちの将来の選択肢拡大を後押しする考えです。今後は競技面だけでなく、学びや職業接点づくりなど支援範囲が広がるかが焦点になります。

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