生活協同組合コープみらい(本部・埼玉県さいたま市南区)は、被爆・戦後80年を迎えた節目に合わせて、2025年12月5日(金)13時30分から本部敷地内(さいたま市南区根岸1-5-5)で「被爆アオギリ二世」の苗木1本を植樹しました。当日は代表理事理事長の熊﨑伸氏や理事、埼玉県原爆被爆者協議会(しらさぎ会)の桑原慶子氏らが出席し、約20分間の植樹式が行われました。
被爆アオギリ二世は、1945年の広島への原子爆弾投下で大きな被害を受けながら奇跡的に生き残ったアオギリの木から採取した種子などを育てた苗木です。戦争と核兵器の惨禍を伝える「命の尊さ」「平和の尊厳」の象徴として、広島市を通じ全国の学校や公共施設、生協などに配布されており、今回の植樹も広島市からの苗木配付により実現しました。
コープみらいは、千葉・埼玉・東京を事業エリアとし、宅配や店舗事業を通じて約数百万人規模の組合員を抱える生活協同組合です。これまでも原爆被害の証言会やパネル展など平和学習の取り組みを続けてきましたが、樹木という長期的な象徴物を本部に植えることで、来館者や職員、周辺住民が日常的に戦争と平和について考えるきっかけづくりを図ります。
今後は、成長するアオギリの様子を平和学習や組合員向け広報で紹介しながら、被爆80年を超え記憶の風化が進む中で、次世代への継承手段としてどこまで役割を果たせるかが注目されます。
source: PR TIMES
