シニア層を主な対象にした、初期費用198万円の「あげぱん専門」フランチャイズパッケージが登場しました。自社製作のキッチンカー1台から開業でき、年金に加える副収入源として月額固定ロイヤルティ制を採用している点が特徴です。売上に応じた歩合ではなく定額のため、収支計画を立てやすいモデルとしています。
この「のんびりフランチャイズパッケージ」は、上司や部下を持たない1人運営を前提とし、定年後に人間関係のストレスを避けたい層のニーズに対応します。一方で、スーパーやイベント会場などでの移動販売を通じて、顧客との会話や常連客との関係づくりが生まれるため、「社会とのほどよい距離感」を保てる働き方として打ち出されています。あげぱんは調理工程が比較的シンプルで、短期研修で習得できるとされ、同社は研修・仕入れ・販売ノウハウをパッケージに含めることで、飲食未経験者でも参入しやすくしたと説明しています。
背景には、高齢化の進行と公的年金だけでは生活に不安を感じる人の増加があります。内閣府の調査では、65歳以上の約4割が「働けるうちは働きたい」と回答しており、フランチャイズ業界でもシニア独立を想定した小規模・低リスクモデルが増えています。一方で、移動販売ビジネスは出店場所の確保や天候による売上変動といったリスクもあり、どの程度の副収入になるかはエリアや営業日数によって差が出るとみられます。
同社は、週休4日など柔軟なシフトを選べる点を強調し、「無理せず続けられる働き方」を前面に出しています。今後は首都圏を中心に加盟店を増やしながら、実績データを蓄積し、売上の平均値や開業後の定着率などを公開できるかが、シニア層からの信頼獲得の鍵となりそうです。
【商品・加盟情報】
あげぱんフランチャイズ「のんびりパッケージ」
初期費用目安:198万円(キッチンカー一式など)
運営形態:キッチンカーによる移動販売、月額固定ロイヤルティ制
詳細・問い合わせ先:リベージュインターナショナル有限会社 公式サイト https://obasanda.com/join
source: PR TIMES
