子ども向け知育教材を手がける株式会社ユズレイカ(大阪府、代表・圓尾翔)は、ハサミで紙を切る体験を通してひらがなへの興味や指先の使い方、集中力を育てる知育ワーク「ひらがなちょっきん」(対象3〜6歳)を2025年12月31日に発売しました。価格は2,980円(税込)で、Amazonなどで販売します。

幼児期の文字学習は早期化する一方、「書くことを嫌がる」「親子の負担になる」といった課題も出やすいとされます。特に3〜6歳は手指の発達差が大きく、書字練習を一律に進めると合わないケースがあるため、同社は「書く前」の段階として「切る」「触れる」「形を感じる」体験を重ね、無理なく文字に親しむ設計にしました。

教材は、子どもが取り組む文字を自分で選べる構成とし、大人が教え込む形になりにくい点を特徴に掲げます。また、モンテッソーリ教育の考え方を参考に、「自分で選ぶ」「自分の手で取り組む」「達成感を味わう」流れを重視したとしています。ハサミは付属せず、家庭で用意する必要があります。今後は、家庭学習の入り口として「書く」学習への移行を助ける教材として、幼児向け知育市場での展開が注目されます。

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