食品メーカーのフジッコなど多業種11社が、海藻やクロレラなど藻類の摂取を日常生活に広げる「藻活(もかつ)プロジェクト」を立ち上げました。藻類の健康効果と環境負荷の低さに注目し、共同で情報発信や商品展開、外食・小売とのキャンペーンを進めます。参加企業は食品・外食・小売などで、藻類関連市場の活性化を狙います。

日本では古くから昆布、わかめ、のりなどの海藻が食文化を支えてきました。藻類は食物繊維やミネラル、必須アミノ酸を多く含み、生活習慣病予防や健康寿命の延伸が課題となる中で、栄養バランス改善に役立つ食材として位置づけられています。医師の石原新菜氏は、わかめ入り味噌汁やめかぶ、もずくなどを日常的に取り入れることで、腸内環境の改善が期待できるとコメントしています。

藻類は、同じ面積当たりの生産効率が高いことに加え、ブルーカーボンとして二酸化炭素を吸収する自然由来の炭素吸収源でもあり、環境対策面からも注目されています。本プロジェクトでは、藻類の情報発信サイト「藻活.jp」の運営や、対象製品に「藻活」マークを付与し、消費者が選びやすくする仕組みを用意しました。さらに、レストランでの藻類メニュー提供や小売店でのキャンペーン展開を2026年以降順次拡大する見通しで、健康価値と環境価値を両立した市場づくりがどこまで浸透するかが焦点となります。

【サイト・商品情報】

藻活.jp

藻活対象商品目印:藻活マーク表示

藻活レシピ例:わかめの白和えたっぷり海苔のせ/寒天と茎わかめの豆苗サラダ/塩昆布とクロレラごはん

source: PR TIMES

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