世界最大の独立系ホテルブランド、プリファード ホテルズ&リゾーツは、2026年にロンドンやメキシコシティなど世界各地で8軒の新規ラグジュアリーホテルを開業し、あわせて3軒の既存ホテルを大規模改装後に再オープンする計画です。新規開業はイギリス、マルタ、アメリカ、スペイン、モロッコ、メキシコ、アメリカ・ユタ州の計7カ国・8施設で、客室数は一部のみ公表されている分で約600室に達します。
ロンドンの「ザ・ニューマン」(81室、2026年2月予定)やチャールストンのウォーターフロントホテル「ザ・クーパー」(191室、2026年3月予定)など、都市型の高級ブティックからリゾート、山岳ロッジまで多様なラインアップが特徴です。モロッコ・フェズでは、19世紀の歴史的邸宅を再生した「パレ・ジャマイ・フェズ」(94室)が再オープンし、グループ・アラン・デュカス監修のレストラン3軒と4つのバーを備えます。
スペインでは、世界遺産アルハンブラ宮殿近くの「グラン・ホテル・クラリッジ・グラナダ」(70室)と、セビリア大聖堂そばの「セラス・セビリア」(43室)が2026年春〜夏にかけて開業予定です。メキシコシティでは、ローマ・ノルテ地区に「ペンドリー・メキシコシティ」(客室114室+レジデンス20室)が登場し、屋上プールやスパを備えたライフスタイル型のラグジュアリーホテルとして展開します。
一方、既存施設では、米バージニア州の「ボアーズ・ヘッド・リゾート&バードウッド・マンション」(7室)、パリの「ホテル・カリフォルニア・パリ」(188室)、ジュネーブの「ホテル・メトロポール・ジュネーブ」が2026年中に段階的にリニューアルオープンする計画です。これらの施設は、「Legend」「L.V.X.」「Lifestyle」「Preferred Residences」の4コレクションに配分され、歴史建築の保全と現代的な快適性の両立を打ち出しています。
同社は、会員制ロイヤルティプログラム「I Prefer Hotel Rewards」の拡大を追い風に、独立系高級ホテル市場でのブランド力強化を図る方針です。旅行者の間で、本物の文化体験や小規模・高付加価値な滞在ニーズが高まるなか、歴史建造物の再生案件を含む今回の拡大は、欧米・北アフリカ・中南米主要都市での選択肢拡充につながるとみられます。
【ホテル情報】
ザ・ニューマン(ロンドン・81室/2026年2月開業予定/Legend Collection)
パレ・ジャマイ・フェズ(フェズ・94室/2026年春開業予定/Legend Collection)
ペンドリー・メキシコシティ(メキシコシティ・114室+レジデンス20室/2026年開業予定/L.V.X. Collection)
ホテル・カリフォルニア・パリ(パリ・188室/2026年第3四半期リオープン/Lifestyle Collection)
ホテル・メトロポール・ジュネーブ(ジュネーブ/2026年9月リオープン予定/Lifestyle Collection)
source: PR TIMES
