日本を拠点に活動する料理研究家で実業家のベリッシモ・フランチェスコ氏(株式会社ビリオネア代表取締役社長)が、2025年12月1日にローマで開かれた「International Bike Economy Forum」に特別ゲストとして登壇しました。フォーラムでは、自転車レース「ジロ・デ・イタリア」が2025年に観光や消費を通じて21億ユーロの経済効果を生み、さらに約150万人の海外観戦者が継続的なイタリア製品購入により年間25億ユーロ超の「Made in Italy」価値を創出しているとの分析が紹介されました。

本イベントはRCS Sports & EventsとBanca IFISが主催し、自転車を軸に生まれる経済効果「Bike Economy」を議論する国際フォーラムです。政府関係者や国際自転車競技連合(UCI)、ICE-イタリア貿易促進機構、欧州議会議員、世界的ブランドの経営者らが参加し、スポーツ、観光、食文化、ファッションを一体で捉えた国際戦略がテーマとなりました。

ベリッシモ氏は、イタリア20州それぞれの多様な食文化と、日本の47都道府県の地域性の共通点を指摘し、ジロ・デ・イタリアを「景観と歴史、料理を同時に体験できる食の旅」と表現しました。また、イタリア料理がユネスコ無形文化遺産に登録された事実に触れ、レース中継を通じて生産者やワイン、郷土料理が世界に紹介されることが、地域経済と文化外交の両面で重要だと語りました。

今後は、Giro d’Italiaをきっかけに、日伊の食文化・観光・スポーツを組み合わせた共同企画や、日本国内でのPRイベント、地方自治体との連携プロジェクトが検討されています。具体化はこれからですが、日本とアジアにおける「Made in Italy」発信の新たなモデルケースとなるかが注目されます。

【イベント情報】

International Bike Economy Forum

開催日:2025年12月1日(月)

会場:Auditorium Parco della Musica Ennio Morricone(ローマ)

テーマ:Bike Economy と Made in Italy の国際的役割

source: PR TIMES

Share.