世界最大級のクルーズ情報サイト「Cruise Critic」の年次「Best in Cruise Awards」で、ホーランド・アメリカ・ラインがオーシャン部門の「ベストサービス」を4年連続で獲得しました。2025年は「ベスト航路」も同時受賞し、同賞での4年連続はクルーズ業界で初の記録です。
選考は旅行者レビューと専門家による審査を組み合わせた方式で、サービスの一貫性と体験価値が評価軸とされています。編集部は、温かい接遇や細部への配慮など「伝統と心配りの融合」を評価点に挙げ、カフェでの迎え方やアラスカでの温かい豆スープの提供、船内イベント運営の手際といった具体例にも触れています。
「ベスト航路」では、ロッテルダム、ドーバー、リスボンなど欧州での複数母港運用、オクトーバーフェストや歴史チャンネルとのコラボ航路など独自企画に加え、アラスカでのグレイシャーベイへの独占アクセスやユーコンを組み合わせたクルーズツアーが高評価となりました。
同社は10万トン未満の中型船を中心に全11隻を運用し、約2,000~2,600人規模の乗客定員で動線混雑を抑える設計が特徴です。サービス評価の裏付けとして、船隊規模や運営方針を数値と運用で支える姿勢が見て取れます。
今後は、受賞実績がブランド選好や予約動向を後押しする可能性がありますが、各社の新造船投入や体験価値の競争が続く中、差別化の持続が課題になるとみられます。
【受賞関連情報】
Cruise Critic 公式サイト https://www.cruisecritic.com
セブンシーズリレーションズ株式会社 公式サイト https://www.sevenseas-relations.com
source: PR TIMES
