恋活・婚活の紹介型マッチングサービス「アーチャーズ」を運営するArchers(東京都千代田区)は、2026年版の恋活・婚活マッチングアプリのカオスマップを公開しました。同社の未婚者調査では、6割以上が「アプリに疲れを感じたことがある」と回答し、要因は「メッセージのやり取りが負担」61.8%、「選び疲れ・探し疲れ」39.8%でした。
マッチングアプリは出会いの主要手段として定着しており、明治安田生命の調査では直近1年以内に結婚した夫婦の出会いのきっかけでマッチングアプリが30.4%と3年連続首位、こども家庭庁関連資料の調査でも直近5年以内の結婚で25.1%が1位です。一方で、趣味特化型やイベント融合型など選択肢の増加が、選択疲れややり取り負荷を強めていると同社はみています。
市場では「探す・選ぶ・やり取り」を減らして会うまでを早める自動マッチング型が伸び、メッセージ不要でデート成立をうたう例としてバチェラーデート、ブライトマッチを挙げています。ただし自動化だけでは「合う人に出会いにくい」という“質の壁”が残り、Z世代では疲れの最大理由が「いい人に出会えない」61%という外部調査や、「相手の目的がわからない」31.7%(同社調査)、「人柄がアプリでは伝わりにくい」約9割(外部調査)などの指摘も示しました。
若者の恋愛を巡っては、リクルートブライダル総研の調査で20代男性の恋人なし72.5%・交際経験なし46.0%、20代女性の恋人なし64.2%とハードルの高さがうかがえます。恋人がいない20代でも「恋人がほしい」は男性57.0%、女性58.7%で、恋愛不要というより負担感が強い構図です。こうした背景から同社は、自動化の次は人の支援を組み込む「伴走支援型」への需要が高まると整理し、結婚相談所連盟会員数が10万人を超えた(IBJ公表データ)点も若年層の支援志向の根拠として挙げました。
同社サービス「アーチャーズ」は婚活サポーター「アーチャー」がプロフィール作成から紹介、交際中の相談まで支援するとし、25歳以下向けにはU25割引プランを新たに提示しました。料金(税込)は1カ月11,800円(通常17,800円)などで、同社実績として25歳以下で交際成立した会員のうち7割以上が1カ月以内に交際に至ったとしています(2025年12月末時点)。今後は、価値観やライフスタイル分析などを含む「確度の高い出会い」設計と、伴走支援の組み合わせが市場の競争軸になりそうです。
