東京都江東区に本社を置く株式会社ヤマタネは10日、棚田の魅力と同社の保全活動を紹介するウェブサイト「ヤマタネと棚田」を公開しました。新サイトでは、新潟県十日町市の「星峠の棚田」で行う田植え・稲刈り体験などの取り組みを可視化し、棚田保全への理解を広げることを目的としています。

棚田は、山の斜面に階段状に築かれた水田で、昼夜の寒暖差が大きく、甘みと粘りの強い米が育つとされています。また、雨水を一時的にためることで洪水を抑え、生き物のすみかにもなるなど、国土保全と生物多様性の面でも重要な役割を持ちます。一方で、農業従事者の高齢化や担い手不足により、全国的に荒廃が進んでいるとされています。

ヤマタネは2024年から星峠の棚田の企業オーナーとなり、株主向けの田植え・稲刈り体験を通じて保全活動を展開してきました。新サイトでは、こうした活動の内容や棚田の価値を写真や説明文でわかりやすく伝え、同社が掲げる「日本で一番棚田を守る企業」を目指す姿勢を示しています。

今後はサイトを通じて情報発信を継続し、株主や消費者の参加意欲を高めることで、企業による棚田保全のモデルケースとなるかが注目されます。

【サイト情報】

ヤマタネと棚田

https://www.yamatane.co.jp/tanada

source: PR TIMES

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