11月27日、兵庫県加古川市の両荘みらい学園で3年生向けの「世界とつながる学び」講演会が実施されました。なかよし学園プロジェクトの中村雄一代表が登壇し、同校の米作り学習「RYOSO米」が前年に海外で配布された事実と支援先からの手紙を提示。ウガンダや南スーダン、カンボジアなどの現状を映像と数字で伝えました。
講演は「平和ってなんだろう?」の問いから始まり、紛争後や貧困地域での教育・食糧支援の実例を紹介。国連での登壇内容もディスカッションの材料として共有され、児童からは「ご飯をあげたい」「折り紙を持っていってあげたい」との声が上がりました。
RYOSO米は3年生が田植えから収穫まで担い、収穫米を中村代表に託して食糧支援に充てる取り組みです。校内では使わなくなった教科書の寄付や募金を続け、1年生はウガンダとオンライン交流し、英語で日本や兵庫、加古川を紹介しました。
子どもたちは戦争を遠いニュースではなく「今も続く現実」と捉え直し、教職員も小さな行動が届く手応えを得たといいます。学校としては、生徒が世界に目を向け課題を自分事として考える力を養う狙いです。
今年度のRYOSO米も紛争や貧困の影響を受けた地域へ届け、現地の写真やメッセージを含むフィードバック講演を校内で行う予定です。取り組みは「未来の架け橋」として教材化し、地域と世界をつなぐ学びを継続していきます。
【イベント情報】
名称:「世界とつながる学び」講演会
開催日:2025年11月27日
会場:兵庫県加古川市立 両荘みらい学園
source: PR TIMES
