全国の中高生による探究学習発表イベント「中・高生 探究の集い2025」が、2025年12月13日に兵庫県西宮市の関西学院西宮上ケ原キャンパスで開かれます。参加校は過去最多の45校、生徒は200人超が見込まれ、25組49人がコンテスト部門、48組98人がオープン部門で発表します。応募が定員を上回ったため、事前審査で出場者を選抜しました。
主催は関西学院高等部で、同校は2019年度から文部科学省の「WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業」の拠点校に指定されています。WWLは、デジタル技術を活用する「Society 5.0」を担うグローバル人材の育成を目的としたプログラムです。テーマを「生徒と先生が気づきを共有し、学校を越えて学びあう場へ」とし、探究学習の成果発表と専門家からの講評の場を全国の中高生に提供します。
当日は、大学教員らが審査するプレゼンテーション型のコンテスト部門に加え、生徒同士の対話を重視したポスター形式のオープン部門を実施。近畿大学や大阪大学、関西学院大学の教授・准教授らが審査員として参加します。プログラムには中高生同士、教員同士の交流会も設けられ、各校の授業づくりに関する情報交換の機会も用意されます。参加費は無料です。
4年連続の後援となるClassi株式会社は、高校・中高一貫校向けの教育プラットフォーム「Classi」を提供するSchoolTech企業で、探究学習で重要となる生徒の記録・振り返りや教員の指導支援をデジタル面から支えています。関西学院高等部は、3年間かけて卒業論文を書き上げる独自科目「読書科」や、「AI活用」「ピーススタディ」など教科横断型の授業も展開しており、今回のイベントはそうした探究教育の延長線上に位置づけられています。
中高生の探究活動は、進路選択や地域課題の解決と結びつく例も増えています。今後も、WWL事業や教育プラットフォーム企業との連携を通じて、全国規模での発表・交流の場が拡大するかが、探究学習の質向上の鍵になりそうです。
【イベント情報】
イベント名:中・高生 探究の集い2025
会場:関西学院 西宮上ケ原キャンパス(兵庫県西宮市上ケ原一番町1-155)
日時:2025年12月13日(土)9時30分〜16時00分
参加費:無料
主催:関西学院高等部/後援:関西学院大学、Classi株式会社
source: PR TIMES
