世界遺産・二条城の目の前(京都市中京区)に、一棟貸し宿泊施設「プライベートレジデンス 二条城 友」が2025年11月16日に開業しました。延床約200㎡の3階建てで、定員は最大9人です。1階に大型浴槽と信楽焼壺風呂、ロウリュ可能なサウナを備えた貸切の“ミニ銭湯”を設け、玄関には電動段差解消機を導入しました。
特徴は、家族や三世代旅行の「同じ時間を共有しにくい」課題を設備で補う点です。浴室は7人が同時に入れる大浴槽に加え、直径約120cmの壺風呂を用意し、貸切のため家族単位で入浴しやすい設計です。二条城に面した和室には業務用通信カラオケ「DAM」と防音設備を導入し、寝室に音が響きにくい仕様だとしています。
滞在中の食事や混雑対策として、キッチンには調理家電・器具・食器類をそろえ、自炊やデリバリー利用を想定します。シャワーは計5基(1階3基、2階1基、3階1基)で、待ち時間の抑制を狙います。2階にはナノバブル浴槽も備えました。
運営するレイバーランド有限会社は、外食時の気兼ねや高齢者の移動負担、ユニットバスの狭さ、夜の過ごし方などが三世代旅行で起きやすいとし、入浴・娯楽・バリアフリーを一体で整備したと説明しています。今後は、家族旅行需要の回復が続く中で、「大人数でも宿の中で完結できる体験」がどこまで集客につながるかが焦点になりそうです。
