海と日本プロジェクトin愛知県と八千代エンジニヤリングは2025年10月4日〜11月8日、伊勢湾流域圏(三県一市:愛知・三重・岐阜・名古屋)の清掃活動と連動し、2m四方の区画でごみを全回収して種類別に数を集計しました。4地点すべてで最多はプラスチック類となりました。
都市部の久屋大通公園(名古屋)ではプラスチック38個が最多で、うち食品包装容器が34個と大半を占め、吸い殻も多く確認されました。漂着しやすい奈佐の浜(鳥羽市答志島)ではプラスチック111個が突出し、発泡スチロールなど破片化したごみの比率が高い傾向でした。庄内川河口域の藤前干潟(名古屋市港区)は総量が最も多く、特にペットボトルが目立ち、上流由来の生活ごみが河口に集積する実態が示されました。上流の土岐川(岐阜県土岐市)は区画内の回収がゴムサンダル1個にとどまりました。
調査は環境省の漂着ごみ組成調査ガイドライン(令和7年度5月第4版)の分類表に基づき12分類で集計しており、上流→市街地→河口→漂着海岸で、ごみが移動しつつ破片化していく流れが示唆されます。今後は発生源対策と河口域での回収強化、漂着地での継続回収を流域一体で進めることが焦点となります。
【イベント情報】
Hisaya Plogging Weekend 2nd 2025年10月4日 久屋大通公園(名古屋市)
22世紀奈佐の浜プロジェクト 2025年10月12日 奈佐の浜(鳥羽市答志島)
2025秋の藤前干潟クリーン大作戦 2025年10月18日 藤前干潟(名古屋市港区)
川と海のクリーン大作戦in土岐川 2025年11月8日 土岐川(岐阜県土岐市)
source: PR TIMES
