高気密・高断熱住宅でも冬の床下でシロアリ被害が進む恐れがあります。日本で一般的なヤマトシロアリは約6℃以上で活動可能で、アサンテが2016年12月(埼玉県)に記録した床下温度では外気より高く10℃を下回らない例が確認されています。シロアリや腐朽のある家は耐力が落ち、阪神・淡路大震災では全壊率が93.2%と、被害のない家の約4倍に達したデータもあります。今冬は西日本・日本海側で平年より多雪の見込みとされ、積雪や地震時の倒壊リスクが懸念されます。

背景には、断熱性の高い住まいほど熱が逃げにくく、床下や壁内が年間を通じて暖かく湿りがちになる点があります。これはシロアリに好都合な環境です。さらに、豪雪地帯では根雪が地表を断熱し、土壌凍結が進みにくくなるため、北海道名寄市までヤマトシロアリの生息が確認されています(いずれも同社知見)。空き家の倒壊事例が昨冬も報告される中、目に触れない床下での劣化を見逃さないことが重要です。

対策としては、結露や湿気の管理、基礎のひび補修、通風・換気の確保に加え、年1回の床下点検が有効です。建具の不具合や床の沈み、カビ臭などの兆候があれば早期に専門家へ相談を。耐震補強や屋根の雪対策と合わせ、構造木材の健全性を維持することで、地震・多雪期の被害軽減が期待できます。今後、高断熱化が進むほど、温熱環境と生物劣化リスクを一体で管理する住まいの保全手法が求められます。

【冬のセルフチェック要点】

暖房中の結露が以前より増えた

冬でも不快害虫を見かける

基礎や外壁のひびに浸水痕がある

床材の黒ずみ・シミが広がった

建具の開閉不良や床の沈み・きしみ

室内のカビ臭の発生

公式サイト https://www.asante.co.jp/

source: PR TIMES

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