12月20日、長野県東御市で、世界15カ国で150超のワイナリーを指導する剪定理論家マルコ・シモニット氏が特別講演を行います。時間は10:30〜14:00、会場は東御市役所 全員協議会室。オンライン配信も予定され、日本の生産者に向けて「樹液の流れ」に基づく仕立てと剪定の要点を直接解説します。

同氏はシャトー・ディケムやルイ・ロデレールなど名門を含む顧客を持ち、開講する「ブドウ剪定マスターアカデミー」には14カ国で延べ15,000人超が参加。ボルドー大学との連携で剪定の修士課程も設け、実務と教育の両面で理論を普及させてきました。

背景には欧州で深刻化した幹の病気(枝枯病・胴枯病・エスカ等=トランク・ディジーズ)の拡大があります。OIVの2023年報告では南イタリアで罹患率80%に達する地域も示されました。シモニット氏の手法は、樹ごとの構造を読み、導管の連続性を保つように切り口を最小化する「優しい剪定」。必要に応じて外科手術のように樹体内部の劣化部位を除去し、樹勢・樹齢・収量の改善が各地で報告されています。

今回は山梨・長野の産地を視察した知見を踏まえ、日本の気候や栽培条件への適用例を示す予定です。冬剪定期を迎える産地にとって、病害リスクの低減や長期的な樹の健全化、安定収量化にどこまで寄与するかが焦点となります。会場参加は先着順で席数に限りがあり、オンライン視聴も選択肢です。

【イベント情報】

イベント名:JVA 第5回シンポジウム 特別講演

日時:2025年12月20日(土)10:30〜14:00(10:00受付)

会場:東御市役所 全員協議会室(長野県東御市県281-2)

主催:一般社団法人日本ワインブドウ栽培協会/千曲川ワインバレー特区連絡協議会

参加方法:第5回_JVAシンポジウム参加申込みフォーム https://forms.gle/udukCG3EQK6QDEZQ8

備考:オンライン配信あり/会場参加は先着順

公式サイト:https://jvine.or.jp/

source: PR TIMES

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