愛知県愛西市の渡辺酒造は、日本酒の全既存銘柄を廃止し、純米大吟醸「弥栄の酒 寿(いやさかのさけ ことぶき)」1銘柄に生産を集中しました。年間生産量は720ml瓶で1万本限定とし、増産は行わない方針です。価格は桐箱入りで税込11,000円。2025年には高島屋大阪店「バイヤーズセレクション」に70本を出品し、会期途中にもかかわらず完売しました。
同商品は酒米の最高峰とされる山田錦を100%使用し、精米歩合は50%、日本酒度は+2の辛口です。地下約150メートルから汲み上げた木曽川の伏流水で仕込み、麹づくりや発酵管理をすべて手作業で行うことで、マスカットを思わせる華やかな香りとキレの良い味わいを目指したとしています。9年連続でミシュランを獲得している日本料理店「寺田」からもフルーティで華やかな酒質が評価されました。
ボトルには和暦とシリアルナンバーを刻印した王冠を採用し、特製の桐箱に収めることで、1本ごとに固有性を持たせています。蔵元はクリスマスやお歳暮、年賀、還暦祝いなど、人生の節目に贈る「世界に一本だけの贈り物」と位置づけています。販売は公式オンラインショップと一部高級飲食店、山陽百貨店に限定し、2025年12月25日までの注文分は在庫がある限り年内配送に対応します。
購入者特典として、抽選で100組200名を2026年4月に大阪日航ホテルで開くディナーイベント「春の祝宴」に招待し、蔵元や杜氏との交流やペアリングを提供する予定です。全銘柄廃止という大胆なブランド戦略が、限定高価格帯市場でどこまで支持を広げるかが注目されます。
【商品情報】
純米大吟醸 弥栄の酒 寿
価格:11,000円(税込、桐箱付き)
容量:720ml
販売数:年間1万本限定(増産なし)
公式サイト:https://sake-kotobuki.com
source: PR TIMES
