日本酒造組合中央会は2025年10月25日、東京・虎ノ門の「日本の酒情報館」で海外・国内バーテンダー10人(海外5人、国内5人)による意見交換会を開き、本格焼酎・泡盛を使ったオリジナルカクテルを披露しました。直前の10月20〜25日には沖縄県・鹿児島県・宮崎県で蔵元を巡るツアーも行い、製法や文化背景の理解を深めたとしています。

会場では味噌、醤油、桜の塩漬け、お屠蘇、海ぶどう、トリュフなど和素材を組み合わせたレシピが登場し、海外側からは「蔵や原料で香味が大きく変わる」との評価が出ました。交流では、米国で広がる“素材の本質”志向が、麹を使い合成的な香味を加えない本格焼酎・泡盛と親和性が高いという見方も共有。既存のクラシックカクテルのスピリッツを置き換える普及策も議論されました。今後は、香味の多様性に加え土地・歴史・職人性といったストーリーを含め、海外の文脈に翻訳した伝え方が普及の鍵になりそうです。

source: PR TIMES

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