奈良県立図書情報館(奈良県)で、たんぽぽの家アートセンターHANA(奈良市)の日常の中で交わされる「かわいくておもしろいことば」を集めて展示する企画展「たんぽぽの家presents_ことばの展覧会『こんなところで あうなんてー』」が行われます。展示名は、メンバーの仲川葵さんが初詣先で好きなスタッフに偶然会った際、とっさに口にした言葉に由来します。会場では、スタッフが日々の会話から印象的な言葉を拾い集め、来館者に紹介します。背景には、たんぽぽの家アートセンターHANAが障害のある人たちの表現活動を50年以上続けてきた拠点であることがあります。画家として活動する人がいる一方、絵を描かず軽作業やものづくりを担う人も同じ場所で過ごし、その生活のなかで生まれる迷い、戸惑い、飾り気のない本音が言葉として立ち上がるといいます。主催側は、そうした言葉がもつやさしさやおもしろさが、展示を通じて来館者に届くことを目指します。今後は、図書館という公共空間での展示をきっかけに、地域における表現活動の受け止め方や交流の広がりが注目されます。
