全国の子育て世帯469人へのインターネット調査で、「冬休みに帰省する」が約6割、「帰省しない」が約4割(37.95%)となりました。帰省する場合も滞在時間は「半日」が最も多く、半日~1日の日帰りが中心という結果です。「帰省せずに旅行をする」家庭は全体の約3割にとどまり、多くは自宅で静かに年末年始を過ごす傾向が見られました。

調査は、子供とお出かけ情報サイト「いこーよ」の会員を対象に、2025年10月に実施したものです。滞在時間の内訳では、ママ・パパ双方の実家とも「半日だけ」が最多で、短時間で顔だけ出す“泊まらない帰省”が広がっています。一方で、ママの実家への帰省は「3泊4日」や「4泊5日以上」がパパ実家を上回り、長期滞在先になりやすいことも分かりました。

帰省しない世帯に別旅行の有無を聞くと、72.51%が「帰省も旅行もしない」と回答。旅行に行く場合の行き先は、「温泉・リラックス」「スキー・スノボ」「テーマパーク」が人気でした。回答の自由記述からは、「物価高やホテル代の高騰」「インバウンド増加による混雑への懸念」など、今年らしい事情も読み取れます。

日帰り中心の「スマート帰省」は、親戚との関係を保ちながら、子供の生活リズムや移動負担に配慮した現実的な選択肢といえます。今後も物価高や混雑回避志向が続けば、帰省の長期滞在はさらに減り、「短時間帰省+自宅で休息」型の年末年始が定着していく可能性があります。

【調査・関連情報】

冬休み・帰省実態・調査 全結果

https://iko-yo.net/articles/20976

source: PR TIMES

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