岡山大学図書館は11月28日、公開講座「新しい潮流 図書館が人びとの居場所や対話、活動の場になってきた」を岡山市内の会場とオンラインで開き、参加者は計102人だった。講師は株式会社マナビノタネの森田秀之代表取締役が務め、都城市立図書館、せんだいメディアテーク、フィンランドの図書館の事例を示しながら、図書館が本の貸出中心から地域の交流拠点へ広がっている現状を解説した。地域課題に取り組む「コモンプレイス（共有の場）」として、多様な人が緩やかにつながる場づくりの重要性を強調し、参加者からは「社会との接点になっていくよう関わりたい」「従来の概念を覆す取り組みに驚いた」との声が上がった。終了後は森田氏と図書館職員が意見交換会を行い、講座に合わせたミニ展示も継続する。今後は学内外の利用者を巻き込んだ企画の増加が焦点となる。
【展示情報】
ミニ展示「新しい潮流 図書館が人びとの居場所や対話、活動の場になってきた」
岡山大学津島キャンパス（岡山県岡山市北区津島中2丁目1番1号）
source: PR TIMES