平和堂(滋賀県彦根市)は2026年1月18日、滋賀県の「しがの認知症バリアフリー地域づくり知事表彰」企業・事業所・組織部門を受賞しました。従業員の認知症サポーター養成を継続し、2025年8月時点で1万5000人在籍(全従業員の6割超)する点や、慌てず会計できる「ゆっくりお会計できるレジ」をスマート店舗を除く全店に設けた点が評価対象となりました。表彰は、認知症の人を含む「誰もが自分らしく安心して暮らし続けられる社会」を県内で広げる狙いで、今年度に初めて実施された取り組みです。平和堂では2022年11月から社内講座を開始し、2024年5月以降は講師役の社内キャラバン・メイトを育成して新規入社者へ教育を継続できる体制を整えました。店舗には「認知症サポーターがいます」ステッカーを掲示し、来店者への周知も進めています。店舗現場では、認知症の懸念がある来店者を地域包括支援センターにつなぎ支援に結び付いた事例があるといい、支援の入口として小売店が機能する可能性を示しました。イベント面では2025年に大津市内3店舗で啓発イベントやパネル展を実施し、脳年齢チェックや介護相談などを行ったほか、長浜市社会福祉協議会と連携して認知症の人の買い物を通じた困りごと把握と応対改善にも取り組んだとしています。表彰式は同日、滋賀県庁で開かれ、滋賀県副知事の岸本織江氏と平和堂の平塚善道・取締役上席執行役員が出席しました。今後も同社は、認知症の人に限らず高齢者や子ども連れ、障がいのある人なども利用しやすい買い物環境を目指し、地域と連携した取り組みを続ける方針です。
