認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンは、年末の食費負担が増える低所得のひとり親家庭を支えるため、フードバンク「グッドごはん」で食品の仕分け・配付を行うボランティア募集を首都圏・近畿・九州で強化しています。1日あたり1~5人の少人数枠で、活動は無償ですが、同団体負担でボランティア保険に加入します。
同団体が「グッドごはん」利用世帯に2025年11月に行った調査では、この年末年始の家計負担を減らすために、約6割が「季節のイベント用の食事や品物を諦める」「栄養より価格を優先して食材を購入する」と回答し、約5割が「自分の食事量を減らす」と答えました。冬休み中は学校給食がなくなるため、家計の厳しいひとり親家庭ほど食費の負担が重くなっている実態が浮かび上がっています。
フードバンク「グッドごはん」は、2017年開始以来、首都圏・近畿・九州の約40拠点で延べ13万超のひとり親家庭に、約1万円相当の食品セットを提供してきました。この冬は、ニーズが高い米に加え、粉末スープなどの温かい食品、フライドチキンやクリスマス用お菓子キット、お餅など、季節感のある食品を配る計画で、倉庫での搬入・仕分けや配付会場での受付・配付補助などを担う人手が必要とされています。
ボランティア経験や特別な資格は不要で、同団体のホームページから地域別の活動日程を確認し、メールで応募します。活動形態は、配付日当日のサポートと、事前の倉庫作業の2種類があり、他のボランティアの申込状況に応じて参加日時を調整します。参加者からは「スケジュールに合わせて選べる」「気分転換や運動不足解消になる」といった声が寄せられており、支援を受ける家庭からも「子どもの笑顔につながる支援」との感謝の言葉が届いています。
物価高と賃金格差が続くなか、ひとり親家庭の食卓を支える地域のセーフティネットとして、ボランティア基盤をどこまで広げられるかが今後の課題となります。年末以外も通年での募集を続けることで、安定した食品配付体制の構築が期待されます。
【ボランティア募集情報】
活動地域 首都圏/近畿/九州
募集人数 各日1~5名
応募方法 公式サイトで日程確認後、メールで申込(gohan-volunteer@gnjp.org)
問い合わせ 0120-916-010(平日10:00~17:00・音声ガイダンス「グッドごはん」)
【団体・事業情報】
認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン
ひとり親家庭向けフードバンク「グッドごはん」
食品配付実績 延べ13万世帯超(2025年5月時点)
source: PR TIMES
