株式会社LIVENTが全国の20〜70代100人に行った調査で、今年の年末年始を「家族と過ごす」と答えた人は73%に上りました。一方で、葬儀や相続などの「もしもの話」を避けている人は6割に達し、最も話しにくい家族の話題として「エンディング(葬儀・お墓)」「お金・資産・相続」が計44%で最多となりました。

家族とよく話す内容は、「健康・体調」63%、「仕事・生活」62%、「子ども・孫」50%など日常の話題が中心です。もしもの話について「具体的に話したことがある」は39%あるものの、「なんとなく触れた」にとどまる人が42%と最も多く、踏み込んだ対話には至っていない実態が見えました。話せない理由としては「どう伝えればいいかわからない」36.8%、「タイミングがわからない」「相手が嫌がりそう」各31.6%が挙がり、気遣いが壁になっているようです。

一方で、スマホやPCに残るアカウント情報などの「デジタル遺産」を「よく知っている」人は1割にとどまるものの、自分が残したいものとして「パスワード・ログイン情報」39%が最多でした。親に残してほしいものでも「重要連絡先」65%、「ログイン・パスワード情報」31%が上位となり、お金に関わる情報と手紙・ノートなど「想い」の両方を求める傾向が示されています。死亡数が冬に夏の約1.2倍となる統計もあり、家族が集まる年末年始は、エンディングやデジタル遺産を含む「もしも」について話し合う契機になり得ると指摘されています。

source: PR TIMES

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