特定非営利活動法人「開発メディア」が運営する国際協力メディア「ganas」は、2025年12月27日〜2026年1月5日の10日間、オンライン講座「命のスペイン語レッスン 年末年始集中コース」を開きます。受講料1万2000円のうち8000円(約67%)を、経済危機で最低月給が1ドル以下に落ち込んだベネズエラの講師・教材制作者らに送金し、その家族の生活費や子ども向けワークショップの費用に充てます。定員は10人で、申込締切は12月24日です。

レッスンは1コマ60分のマンツーマン方式で、期間中は毎日1コマまで受講可能です。時間帯は日本時間7〜12時と19〜25時で、大晦日と正月も実施します。レッスンでは文法・会話などの基礎に加え、約10年続くベネズエラの深刻な経済危機や文化を教材に用い、現地の生活実態を学ぶ内容としています。停電など現地事情で受講できなかった場合は、次回以降を2時間に延長する形で補填します。

スペイン語は21カ国の公用語で、話者人口は世界4位とされ、英語に次ぐ実用的な外国語として人気が高まっています。一方で、ベネズエラでは経済崩壊によって国民の4分の1が国外流出したとされ、国内に残る庶民の収入源確保が課題です。同講座では、ベネズエラ人が難民として移住せずとも国内で働き暮らせる仕組みづくりを目標とし、寄付ではなく「仕事として教えてもらう」形の国際協力モデルとして継続してきました。

受講料収入により、講師家族が手術費をまかなえた事例や、食事・服・薬の購入、電気設備の修理、井戸掘削など生活環境の改善につながったとの報告も寄せられています。年末年始の短期集中講座を通じて、語学習得と社会貢献を両立した学び方がどこまで広がるかが注目されます。

【講座情報】

命のスペイン語レッスン 年末年始集中コース

期間:2025年12月27日〜2026年1月5日

形式:オンライン/マンツーマン、1コマ60分(期間中1日1コマ・受講し放題)

受講料:1万2000円(うち8000円をベネズエラへ送金)

申込:オンラインフォーム https://forms.gle/okBju3jTLy2n3MDw6

source: PR TIMES

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