長野県長野市の呉服店チェーン「たちばな」は2025年12月27日、東京都内の出羽海部屋で、上松町出身の大相撲力士・御嶽海関に特別制作の無地着物を贈りました。制作は長野市の染色作家・林部貢一氏と協力し、地元ゆかりの素材と職人の工程で仕立てました。
着物は、長野県産の繭から県内で糸を作り、上松町にゆかりのある木曽ヒノキを用いた草木染め(自然素材で染める技法)で染色しました。県内の手織り職人が反物に織り上げ、たちばなが力士の特殊サイズに合わせた裏地の手配と仕立てを担当し、完成品にしています。
企画の発端は、林部氏が長年応援してきた御嶽海関へ、地元に根差した素材の着物を贈りたいと構想したことです。相談を受けたたちばな(1979年1月設立、本社=長野市)は、代表取締役の松本亮治氏が「相撲文化ときものの関係性」に共感し協力を決めたといいます。たちばなは呉服店21店舗、フォトスタジオ16店舗など計38店舗を運営しています。
贈呈前には、善光寺大勧進本堂「万善堂」で開眼供養を実施し、たちばな長野本店とギャラリー「匠の館 花廼蔵」で特別展示も行いました。当日は同じ生地で制作した巾着も贈られ、林部氏の直筆メッセージが添えられました。今後、県産素材と職人の連携を生かした制作が、地域文化の発信や伝統工芸の継承につながるかが注目されます。
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公式HP:https://www.tachibana-group.co.jp
/>はやしべ草木染友禅工房(ふれ藍草木夢工房)公式URL:https://www.hureai-kusaki.com
