全国の20~60代のうち推し活経験がある男女500人を対象に行ったアンケートで、61.6%が「気分転換やストレス解消になっている」と回答し、推し活のメンタル面での効果が数値として示されました。「毎日が楽しくなった・生活にハリが出た」は58.0%、「仕事や勉強のモチベーションが上がった」は24.0%と、日常とキャリアの双方への影響がうかがえます。
年代別では、30~60代で「ストレス解消」が60%以上、特に60代は72.0%と高く、推しを心の「癒やし」と捉える傾向が強いようです。一方20代では、「仕事や勉強のモチベーションが上がった」「人間関係が広がった」の割合が他世代より高く、推しの努力や成長を自身の行動変化につなげる「自己投資」的な推し活が広がっている可能性があります。
未婚・既婚別では大きな差はないものの、「行動範囲が広がった」「人間関係が広がった」は未婚層でやや高く、時間やお金の自由度がイベント参加や遠征を後押ししていると考えられます。職業別では専業主夫・主婦の72.3%が「ストレス解消」と回答しており、休みを取りにくい生活の中で推し活が貴重なリフレッシュ手段になっていることがうかがえます。
今後は、推し活が単なる浪費ではなく、メンタルヘルスの維持や学業・仕事への意欲向上にどこまで寄与するのか、継続的な調査とデータの蓄積が求められそうです。
source: PR TIMES
