新潟県十日町市松之山に、観光客が仕込みや米作りまで体験できる酒蔵「雪と里山醸造所」が2025年冬に開業し、2026年春にグランドオープンします。創設者はデュケット智美さんで、清酒製造免許(輸出のみ)などを取得し、新潟県酒造組合への加入も認められ、県内で90蔵目の酒蔵となります。

同蔵は、2024年にユネスコ無形文化遺産に登録された「伝統的酒造り」を“飲む”だけでなく“体験する”観光コンテンツとして届ける狙いです。麹やどぶろく、クラフトサケ(副原料を用いた日本酒技術の酒)の仕込み体験、棚田での米作り、里山トレイルなどを提供し、棚田米や雪解け水、山菜といった地域資源の活用を掲げます。

環境面では少量仕込みを軸に、無農薬・減農薬米の利用や再生可能エネルギー電力との提携、雪室など自然エネルギーの活用を盛り込みます。試作段階の「松之山産 無農薬ハーブ」や「ふきのとう」仕込みのクラフトサケはミシュラン星付きレストランで評価され、2025年9月末にBBCで紹介されたとしています。2026年年初にクラウドファンディングを予定し、開業後は滞在型のSAKEツーリズムや飲食店向けのオリジナル酒開発を広げる計画です。

【施設情報】

雪と里山醸造所(Snow Satoyama Sake) 新潟県十日町市松之山黒倉1880-1

https://www.instagram.com/snow_satoyama/

source: PR TIMES

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