新潟医療福祉大学(新潟市)の健康スポーツ学科・山本悦史講師のゼミ(3年生9人)が、スポーツ庁主催「スポーツ・健康まちづくりデザイン学生コンペティション2025」のアイデア部門で審査員特別賞を受賞しました。2025年12月16日に東京都内で行われた二次審査・表彰式で評価され、応募48点の中から選ばれています。

受賞案は「スポオトふるまち(SPO-OTO FURUMACHI)~『音』を媒介としたスポーツ・健康まちづくりの新提案~」です。新潟市の20歳以上の週1回以上のスポーツ実施率が国の目標や全国平均を下回る状況を踏まえ、運動効果の訴求に偏らず、音楽・効果音・声などの「音」をきっかけに自然に体を動かしたくなる仕掛けを提案しました。

舞台は新潟市中心部の古町地区で、全天候型アーケードや音響設備など地域資源の活用を想定しています。古町花街では伝統文化の音を生かした世代間交流、柾谷小路では民族音楽を媒介にした交流、古町モールではスポーツアニメの効果音やeスポーツを取り入れた体験、本町では発声を運動と捉える高齢者向けプログラム、上古町では万代太鼓体験でジャンプやリズム運動を促す空間デザインなど、エリア別の施策を示しました。朝のラジオ体操や夜のワークアウト放送といった全域共通の取り組みも盛り込み、運動習慣の定着に加えコミュニティ形成や防犯・防災面の波及も見込むとしています。学生代表の郡司理希さんは、審査で評価されたことへの喜びと、全国の発表から得た学びを今後に生かしたいとコメントしました。

同ゼミは2023年、2024年に優秀賞を受賞しており、今回は特別賞として3年連続の受賞となりました。今後、提案を実装するには地域団体や行政との連携、音を用いた施策の安全面・運用体制の検討が課題になり、実証の進展が注目されます。

Share.