全国の20〜69歳男女2,000人を対象にした結婚観調査で、未婚者の59.1%が「結婚したくない(あまり思わない・全く思わない)」と回答し、「結婚したい(強く思う・できればしたい)」の41.0%を上回りました。全体では既婚が37.6%で最多、「全く思わない」23.4%、「できればしたい」17.6%が続きました。調査は2025年11月18日にネットで実施されています。

年代別では20代が結婚願望の合計(強く思う+できればしたい)が最も高く、30代で熱量が落ち着き、40代以降で大きく減少する傾向でした。60代以上は「すでに結婚している」が60.8%に達する一方、同年代の未婚層でも「結婚したい」は少数にとどまりました。

男女差は小さく、結婚に前向き・肯定的な層(未婚の結婚希望+既婚)は男性63.7%、女性62.6%。一方で結婚に消極的・否定的な層も男性36.3%、女性37.4%と約4割に上りました。

世帯年収別では、1,000万円以上で既婚55.8%、500万円未満では「全く思わない」32.2%が高く、経済基盤が結婚の実現度に影響する可能性が示されました。「できればしたい」の割合は収入帯で大差がなく、意欲と実現の間にギャップがある構図です。今後は、結婚を望む人の環境整備と、結婚以外の生き方も尊重する制度・職場づくりが焦点になりそうです。

source: PR TIMES

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