東京都内の交通機関や小中学校などで、「子どもの人権」をテーマにした啓発ポスターが12月4〜10日の人権週間を中心に掲出されています。テーマは「インターネットと人権」で、公益財団法人東京都人権啓発センターが実施した企画競争で採用されたもので、デザインは東京都八王子市のデザイン会社・株式会社ニューモアが担当しました。
令和7年度人権啓発ポスターは、小中学生を含む子どもと大人を対象に、悩みを抱えながらもSOSを出せない子どもに、自分も権利をもつ一人の人間だと気づいてもらうことを狙いとしています。メッセージでは「『なんでも話してね』っていわれても。」という戸惑いから始まり、「話してみたら、ちょっとスッキリするかも」など、相談することが状況を変える「かもしれない」を探そうと呼びかけます。
デザイン面では、子どもが感じる「真っ暗闇」のような不安を背景の暗がりとモヤモヤで表現しつつ、大人と子どもが一緒に光を探す姿を描きました。B3横の人権週間用ポスターと、B2縦の通年用ポスターの2種類が制作され、人権週間後も通年掲出される予定です。
ニューモアは、就労継続支援B型事業所など福祉施設と連携し、障害のある人の作品を商業デザインに生かす取り組みを行っています。今回のポスターが、家庭や学校、インターネット上で、子どもと大人が対話するきっかけとなるかが、今後の人権教育の実効性を左右しそうです。
【問い合わせ情報】
株式会社ニューモア公式サイト https://newmor.net/greeting.html
想造楽工公式サイト https://sozogakko.com/
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source: PR TIMES
