公益社団法人3.11メモリアルネットワーク(宮城県石巻市)は2026年2月3日、岩手・宮城・福島の震災学習プログラムと震災伝承施設を対象に、2025年12月までの来訪数実績を集計した調査結果を公開しました。来訪者数は2024年に減少へ転じ、2025年も前年比で微減となり、2年連続の減少としています。
調査は「東日本大震災伝承活動調査(第1弾:来訪数)」として、2026年1月8日〜2月2日に実施しました。メールで依頼し、専用フォームで回答を収集(複数回答可)しています。震災学習プログラムは32団体(岩手8、宮城19、福島5)が回答し、震災伝承施設は41施設を対象に、2025年分の回答は33施設でした。
閉館・移管により2025年分が未回答の8施設は、過去に受領済みの実績値を集計に反映したと説明しています。調査の狙いは、来訪動向の年別推移や増減要因、高校生以下の訪問傾向を把握し、発災15年以降も継続可能な伝承活動の在り方を検討し社会に伝えることです。
同ネットワークは、2023年が来訪のピークとの認識を示し、今後が増減の分岐点になるとしています。内容の質の向上や協働、紹介の仕組みづくりが来訪増につながる可能性を挙げ、伝承活動の継続と次の災害で命を守る取り組みの進展に向けた発信が求められるとしました。
【関連リンク】
調査結果(詳細URL):https://311mn.org/info79
公式サイト:https://311memorial-network.com
