2025年12月27日午前6時から7時頃にかけ、岩手県盛岡市の盛岡神子田朝市で、地元の小学5・6年生が瓶詰「黄金雲丹」のオリジナルラベル商品を販売し、海の環境変化とウニの魅力を来場者に訴えました。当日の朝は氷点下6度で、子どもたちは寒さの中でも声がけを続けました。

販売会は、一般社団法人 海と日本プロジェクトin岩手が主催し、久慈市の南侍浜漁業研究会が協力して実施しました。ラベルには、夏の体験学習で子どもたちが制作したイラストやキャッチコピーの一部を採用し、朝市のブースで子どもたちが商品の説明と呼び込みを担当しました。スペシャルサポーターのアンダーエイジも販売を後押しし、ブースは盛況だったといいます。

背景には、岩手県が全国有数のウニ産地である一方、水温変化などに伴うエサとなる海藻不足が指摘され、漁獲量が減少傾向にあるとされる現状があります。子どもたちは、2025年8月6~7日に久慈市で行われた体験学習「いわてマリンツアー2025 in 久慈」で海の課題や現場の対策を学び、その学びを「商品を手に取る場」で伝える形にしました。参加した子どもからは「学んだことを自分の言葉で伝えられた」、来場者からは「ウニ減少の話を子どもから聞けて勉強になった」といった趣旨の声があったということです。

主催者側は、販売という社会体験を通じて海への関心を広げ、次の行動につなげる機会にしたい考えです。今後は、学習と発信を組み合わせた取り組みが、地域の水産業や環境理解の入口として継続できるかが焦点になります。

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