東京都台東区のホテル「OMO3浅草 by 星野リゾート」で、客室フロアから浅草寺を望む大窓を使ったプロジェクションマッピングの常設上映が始まりました。デジタルアート制作会社C&(シーエンド)が手掛ける映像は、幅数メートルの窓一面を使い、毎晩20時から23時まで投影されます。

コンテンツ名は「あさくさ宵見世」で、浅草寺の夜景と、浅草の歳時記行事をテーマにした映像が重なり合うのが特徴です。窓面には特殊フィルムを施工し、夜間は鮮明な映像を投影しつつ、昼間は外の景色を妨げにくい仕様としています。対象は宿泊者で、会場はホテル内のパブリックスペース「OMOベース」です。

C&は空間デザインと施工も担当し、OMOベースには浅草の行事をモチーフにした手書き提灯や、和柄を細かく描き込んだ天井絵を配置しました。提灯には一年を通じた祭りや行事のイラストが描かれ、映像と合わせて「街全体のにぎわい」を体験できる構成としています。

同社は2022年設立のデジタルアート制作会社で、プロジェクションマッピングやイベント演出を強みとしています。浅草のような観光地ホテルで夜景とアートを組み合わせた常設コンテンツが定着すれば、今後ほかの都市型ホテルや観光地にも同様の演出が広がる可能性があります。

【イベント情報】

OMO3浅草 by 星野リゾート「あさくさ宵見世」

期間:2025年11月10日~通年

時間:20:00~23:00

場所:OMOベース(宿泊者向け)

source: PR TIMES

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