東京都渋谷区は、介護・福祉分野に特化した謝礼付きボランティアのマッチングサービス「スケッター」を運営する株式会社プラスロボと連携協定を結びました。区内の介護事業所などは、2025年度から令和9年(2027年)3月末まで、同サービスを無償で利用できます。区は区民に加え、渋谷区と包括連携を結ぶ大学の学生らにも登録を呼びかけ、介護分野の担い手拡大を図ります。

スケッターは2019年に開始された地域互助プラットフォームで、生活支援やイベント補助など身体介助以外の業務を地域住民が手伝える仕組みです。登録者の約7割は介護・福祉未経験者で、10〜30代の若者や60〜70代のアクティブシニアなど幅広い層が参加しています。参加者はボランティアとして活動し、一定の謝礼を受け取る点が特徴です。

プラスロボは既に北見市、仙台市、川崎市、福岡市など全国の複数自治体と連携しており、今回の渋谷区との協定は都市部での人材確保モデルとして位置づけられます。介護人材不足が続く中、渋谷区では大学や高校との連携を通じて「関心はあるがきっかけがなかった」層を掘り起こせるかが焦点です。今後は利用実績や参加者属性のデータを検証し、他自治体への横展開や制度設計への反映が進む可能性があります。

【サービス情報】

スケッター 概要ページ

https://www.sketter.jp/about/

スケッター 公式サイト

https://www.sketter.jp

source: PR TIMES

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