環境を題材にした第23回「中学生作文コンクール」の表彰式が11月22日、東京都内で開催されました。全国から1万7,122作品が集まり、30人が受賞。最上位の文部科学大臣賞と、今年新設の環境大臣賞、イオンワンパーセントクラブ賞の受賞者が会場で自作を朗読し、受賞者と保護者の計30組は翌日に環境学習ツアーにも参加しました。

テーマは「未来へつなぐ、わたしのエコ活動」です。上位3賞には図書カード10万円に加え表彰式・エコツアー招待、優秀賞7人には各5万円、入賞20人には各1万円が贈られました。会場はホテルメトロポリタンエドモンド(クリスタルホール)。第一部ではお笑い芸人でごみ清掃員の滝沢秀一氏が、ごみ問題や食品ロスの現状を中学生にもわかりやすく解説し、第二部で表彰が行われました。

主な受賞は次の通りです。文部科学大臣賞=池田健心さん(福岡・直方市立直方第二中2年「私たちの、たった一つの地球」)。環境大臣賞=原澤幸希さん(神奈川・鎌倉市立手広中3年「雨垂れ石を穿つ」)。イオンワンパーセントクラブ賞=藤田崇弘さん(広島・英数学館中3年「海のゆりかご大作戦」)。

同コンクールは2003年に開始され、環境を切り口に中学生の表現力と課題解決への実践性を育むことを目的としています。審査は教育やメディア分野の有識者4人が担当し、内容の独自性や行動へのつながりを重視した選考でした。

今年は、日常の中で続けられる省資源や循環の工夫など、実行可能性の高い提案が目立ちました。次回も春ごろにテーマと募集要項が示される見通しで、応募の裾野拡大と地域連携の進展がどこまで進むか注目されます。

【イベント情報】

第23回 中学生作文コンクール 表彰式

開催日 2025年11月22日

会場 ホテルメトロポリタンエドモンド クリスタルホール

source: PR TIMES

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