ヒューマン・データ・ラボラトリ(埼玉県さいたま市)は全国の男女500人にインターネット調査を行い、2025年に「生活が充実していた」は37.4%で前年並みだった一方、「充実していなかった」は36.2%と前年から6.2ポイント増え、差は1.2ポイントまで縮みました(調査日:2025年12月19日)。男女別では男性の「充実していた」32.0%に対し「充実していなかった」38.4%と逆転し、女性は「充実していた」42.8%が「充実していなかった」34.0%を上回りました。年代別では60歳以上の「充実していた」が52.0%と高い一方、20代は「充実していなかった」が48.0%で、世代差が目立ちました。最も充実していたことは全体で「あてはまるものはない」34.2%が最多で、次いで「旅行やレジャー」11.8%、「趣味や自己啓発」11.6%でした。反対に最も充実していなかったことは「何もなかった」29.2%に続き「金銭面」16.8%(前年13.2%から上昇)、「健康など身体状況」13.2%が続き、理由では「お金をかけられなかった」21.8%が最多でした。2026年に最も充実させたいことは「健康など身体状況」19.8%、「金銭面」13.6%が上位で、取り組みとしても「健康に気を遣う」29.7%、「生活習慣を見直す」22.7%が多くなりました。調査では、景況感や家計状況の影響を受けやすい層を含め、健康と金銭面の優先度が高まる可能性があり、若年層で「充実させたいことがない」という回答傾向の行方が今後の焦点になりそうです。

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