大阪府大東市の大東市立南郷小学校の長寿命化改良事業で、インクルーシブデザインスタジオ「CULUMU(運営:STYZ)」が発達障害当事者らとの対話型ワークショップを実施し、図書室「なごのヒロバ」内の「おこもりスペース」など、設計の実装を後押ししました。図書室は2025年10月に先行引き渡し済みで、2026年1月のオープン予定、全体竣工は2026年秋の見込みです。学校建築では安全性や管理のしやすさから“死角”になり得る閉鎖的空間が避けられがちですが、当事者から「開放的な空間だけでなく、刺激に疲れた際にほどよく孤立できる場が必要」といった具体意見が出たことで、居場所の必要性が関係者間で「不可欠な機能」として再認識されたとしています。長寿命化改良は、老朽化対応に加え機能・性能を現代水準へ引き上げる改修で、大東市は従来の「50年で建て替え」から「80年使い続ける」方針へ転換。今後は、同様の共創手法が他校の改修や公共施設設計に波及するかが焦点となります。
【関連情報/記事】事例紹介 https://note.com/culumu/n/nfcc707ec442e
source: PR TIMES
