福島県磐梯町にある磐梯山慧日寺資料館の庭園エリア(1.17ヘクタール)が、環境省の「自然共生サイト」に2025年12月16日付で認定され、2026年1月15日に認定証授与式が行われました。福島県内の認定は計5件ありますが、自治体としての認定は磐梯町が県内初です。申請は磐梯町と、連携活動実施者のNPO法人おーでらすが共同で行いました。自然共生サイトは、生物多様性の保全につながる活動計画を国が認定する仕組みで、認定区域が同サイトとして扱われます。対象地は人工の庭園ながら、昭和の名水百選「磐梯西山麓湧水群」の一つ・龍ケ沢湧水などの水と、花川から引いた池に支えられ、生物多様性が維持されている点が評価材料となりました。町によると、代表的な生き物としてモリアオガエル、湧水由来の流れに生息するホトケドジョウ、清流の指標生物とされるサワガニが確認されています。磐梯町は2024年10月に「ネイチャーポジティブ宣言」を掲げており、今回の認定は理念の具体化に位置づけます。今後は認定を追い風に、これまで人員や資金面で難しかった池の泥さらいなどの維持作業について、民間企業の協力も得ながら進める考えです。
